KKSS
熊本駅西口駅前広場設計競技
GUIDE Rail ≒ GUARD Rail × INFORMATION Board
サーキュレーションの視覚化≒境界線のデザイン×巨大ホワイトボード
CONCEPT
1.サーキュレーションの視覚化
駅前ロータリーの重要な機能は車と人の動線を整理し、電車から車への接続をスムーズにすることです。
その最も有効な手段としてサーキュレーションの視覚化を提案します。
一枚の白い鉄板を袋状に配置し、車と人の境界・滞留空間と歩行空間の境界を視覚化します。
この壁はバスやタクシーの待合の整列装置として機能するとともに、車から人を守るガードレールとしても機能します。
2.領域のデザイン
白い壁の内側にある黒い床の領域が乗降用滞留空間となり、その外側が歩行空間となります。
黒い床の領域は、団体バス用の滞留空間や待合広場など機能に応じて様々な広がりをもちます。
白い壁には出入りの開口、足元の開口、窓状の開口など様々な開口が配され、開口の先の風景と壁の線形が豊かなシーク
エンスを生み出します。
3.巨大ホワイトボード(白い壁の機能)
ホワイトボート素材の白い壁は子供だけでなく大人たちの落書きを誘発するとともに、
クリスマスや七夕など様々なイベントに対応する情報発信壁として機能します。
壁の落書きによる賑わいと開口から見える人々の様々なシーンが重なり、親しみのあるキッチュな風景が生まれます。